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各国のワイン法


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WEBストア 北村酒店β 各国のワイン法・ワインの格付け




ワイン生産国の多くは「ワイン法」という法律を持っています。
ワインの生産地域、ぶどう品種、土壌、栽培方法、気候、収穫時期、収穫量
醸造法、熟成方法、アルコール度数、官能検査など、細かい取り決めをしています。

・ ワイン法の歴史

紀元89年の、ローマ皇帝ドミティアヌス時代に、世界で初めてのワインに関する法律が作られました。
当時、農業用の畑をワインのために転用してワイン造りが盛んになりましたが
この為、食用の農作物の収穫が減少しました。
そこでドミティアヌスはブドウ畑を減らす法律を作りました。
1923年には、フランスで現在のワイン法の原型が生まれました。
1935年に、A.O.C.(原産地統制名称法)でぶどうの種類・醸造法・原産地を法律で細かく制定しました。
これが以降の各国のワイン法の見本となりました。
現在多くの国で、ワインの格付けと品質を一定の物にするためのワイン法が定められています。

・ ワインの格付け

ワインの品質の基準となり、外部に対しては、偽物の製造を防止するねらいがあります。
また、産地それぞれの伝統を守り、個性や品質を守るという効果があります。
生産地域、ぶどう品種、、土壌、栽培方法、気候、収穫時期、収穫量、醸造法、熟成方法、アルコール度数など
細かく規定が定められており、検査に合格したものだけが格付けを名乗る事ができます。

◆EU・ヨーロッパ連合のワイン法

1962年に誕生した、EU加盟国(25ヶ国)に対し統一した法律です。
EUのワイン法は、加盟国のワイン法よりも優先されます。

V.Q.P.R.D. ヴァン・ド・カリテ・プロデュイダン・レジオン・デテルミネ 指定地域優良ワイン 規定地域のブドウのみを使用したワイン
Vin de Table ヴァン・ド・ターブル 指定外地域のブドウを使用しているワイン 日常用テーブルワイン 産地が二カ所以上ブレンドされているワイン

自国産のブドウのみ使用した場合は国名を表記します。
2ヶ国以上のブドウを混合した場合、テーブルワインのみ表記し
EU加盟国のブドウを複数ブレンドした物は表記します。

※08年4月29日、EU閣僚理事会はワインの共通市場制度(OCM)の抜本改革案を式に採択し
EUレベルでのワインの品質分類について
これまでの指定地域優良ワイン(V.Q.P.R.D.)と日常消費用ワイン(Vin de Table)という分類
を廃止し、地理的表示付きワイン(A.O.P.とI.G.P.)と、地理的表示のないワインとい
う分類に変更しました。

◆フランスのワイン法

フランスのワイン法は、1923年に、現在の原型が生まれました。
1935年に、A.O.C.(原産地統制名称法)でぶどうの種類・醸造法・原産地を法律で細かく制定しました。
これが以降の各国のワイン法の見本となりました。

A.O.C.(appellation d’origine controlee) アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ 原産地呼称統制ワイン
A.O.V.D.Q.S.(vin delimites de qualite superieure)原産地名称上質指定ワイン 生産量がごくわずかです。
Vin de Pays ヴァン・ド・ペイ 地酒 お手頃で高品質な物もあります。
Vin de Table ヴァン・ド・ターブル 日常用テーブルワイン ネゴシアンによるブレンドワインなどお手頃の物があります。

ブルゴーニュでは、畑の格付けがあり、1級畑AOC、特級畑AOCなどがあります。

フランスの主要生産地域

BORDEAUX(ボルドー)地方
BOUGOGNE(ブルゴーニュ)地方
CHAMPAGNE(シャンパーニュ)地方
VAL DE LOIRE(ヴァル・ド・ロワール ロワール川流域)地方
COTES DU RHONE(コート・デュ・ローヌ)地方
PROVENCE(プロバンス)地方
LANGUEDOC-ROUSSILLON(ラングドック・ルーション)地方
JURA(ジュラ)地方
SAVOIE(サヴォワ)地方
ALSACE(アルザス)地方
SUD OUEST(スュッド・ウエスト/南西)地方
CORSE(コルス コルシカ島)地方

※フランスの法改正により、これまで、A.O.C.、V.D.Q.S.、Vin de Pays、Vin de Table
に分かれていたフランスワインの品質分類について
EUの新たなOCMに則り、A.O.C.(appellation d’origine controlee)は
A.O.P. (Appellation d'Origin Protegee) に変更され
A.O.P. 、I.G.P、地理的表示のないワイン、の3階層に変更になりました。
また、ヴァン・ド・ペイ・ドック生産者組合総会での採択に基き
2009年 8月1日より、ヴァン・ド・ペイは(vin de pays)
IGPs (Indication Geographique Protegee)地理的表示保護に変更になります。
名称は、ペイ・ドック(Pays d'Oc)と一新し、2009年ヴィンテージより適用します。
09年ヴィンテージから、ラベルには
品種名、Pays d'Oc、Indication Geographique Protegeeの3項目が表記されます。

◆イタリアのワイン法

イタリアのワイン法は、原産地呼称立法やEC規定などで、全てのワインを4つのクラスに分類しています。

DOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita) デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ 保証付原産地統制名称ワイン
DOC(Donominazione di Origine Controllata) デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ 原産地統制名称ワイン
IGT(Indicazione Geografica Tipica) インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ 地酒 地理的生産地表示テーブルワイン
Vino da Tavola ヴィノ・ダ・ターヴォラ 日常用テーブルワイン

◆ドイツのワイン法

ドイツのワイン法は、EU加盟国の中でも特に細かく定められています。
ドイツの格付けは、生産地域を元に考えられたフランス、イタリアとは考え方が違い
ぶどうの熟し度合い(糖度)によって決まります。

Qmp(高級ワイン)クヴァリテーツヴァイン・ミット・プレディカート 生産地限定格付け上質ワイン 39ベライヒ(地区)限定。補糖は不可。
QbA(上級ワイン)クヴァリテーツヴァイン・ベシュティムター・アンバウゲビーテ 生産地限定上質ワイン 13栽培地域限定。補糖可。
Deutscher-Landwein ドイチャー・ラントヴァイン 地酒 トロッケンハルプトロッケンのみ。
Deutscher-Tafelwein ドイチャー・ターフェルヴァイン 日常用テーブルワイン

◆スペインのワイン法

スペインのワイン法は、全国原産地呼称庁(INDO)が設立され原産地呼称(D.O.)を統制しています。

V.P. デノミナシオン・デ・オリヘン・ヴィノ・デ・パゴ 単一ぶどう畑限定高級ワイン
D.O.C. デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカーダ 統制保証付原産地呼称ワイン リオハ地区のみ
D.O. デノミナシオン・デ・オリヘン 統制原産地ワイン
Vino de la Tierra ヴィノ・デ・ラ・ティエラ 地酒・生産地名付ワイン 地理的生産地表示テーブルワイン
Vino de Mesa ヴィノ・デ・メサ 日常用テーブルワイン

熟成ワインにも格付けがあり、熟成の長さの違いで格付けされます。

グラン・レゼルヴァ
レゼルヴァ
クリアンサ
シン・クリアンサ
ホベン

◆アメリカ合衆国のワイン法

アメリカのワイン法は、消費者の保護の観点からワインについての正確な情報を義務づけています。
アメリカのワイン法では産地名、ぶどう品種、収穫年、アルコール度数の記載等を規定しています。
カリフォルニアでは、州独自のより厳しい規制を設けました。

州名表示 その州で収穫された葡萄を75%以上使用(カリフォルニア州は100%)。
郡名表示 その郡で収穫された葡萄を75%以上使用。
収穫年 A.V.A.(政府認定栽培地域)は、95%以上、その他のワインは、収穫年の葡萄を85%以上使用。
畑名 その畑で収穫された葡萄を95%以上使用。
アルコール度数 7~13%の範囲で、±1.5%の誤差を許容。
ぶどう品種 同一品種のぶどうを75%以上使用。

プロプライアタリーワイン ワイナリー独自のブランドワイン

◆オーストラリアのワイン法

オーストラリアのワイン法、ラベル表記について

オーストラリアワインブランデー公社法および規制に基づいて、産地名、ぶどう品種名、収穫年などの
ラベル表記について規制がされています。

ヴァラエタルワイン ぶどう品種名表示ワインの表示規定

1.産地名 同一地域内で収穫されたぶどうを85%以上使用すれば表記可能です。
2.品種名 85%以上、同一品種のぶどうを使用すれば表記可能で、複数の品種を表記する場合には
 表記品種合計で85%以上使用していれば、多い順位に表記が可能です。
3.収穫年 85%以上同一収穫年度のぶどうを使用すれば表記可能です。
オーストラリアのワイン法、ラベル表記

ヴァラエタルブレンドワイン

オーストラリア独自のカテゴリーで、上質ぶどう品種の
ブレンドワイン。使用ぶどう品種がラベルに併記される。

ジェネリックワイン

ヨーロッパの特定産地のワインのタイプ名を使用したワインで
EUとの協定により、2010年以降の使用が禁止されています。

地理的呼称制度 GI (Geographical Indications)

オーストラリアには、従来は、ヨーロッパなどに見られる
原産地呼称制度の法的規制はありませんでした。
高品質の原料ブドウをもとに、各産地間で産地および収穫年の異なる
ワインやブドウのブレンドが行われていました。
現在では、地域の持つ独自性を大事にするという意識から
独自の原産地呼称制度が整理されつつあります。

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