はまふぅどコンシェルジュ

はまふぅどコンシェルジュは、地産地消の実践と普及につとめます。
横浜の農業、農産物、生産者、食などをテーマに講義や実習を通じて農と食卓をつなげます。
市民、農業者、企業、行政と一体となって、地産地消を推進します。

【農業・野菜】
都筑区折本町には、港北ニュータウンに隣接して農業専用地区が設けられています。
折本地区有機肥料生産利用組合では 良質な堆肥を確保するために小屋で発酵処理や堆肥化をしています。

優良な堆肥は、地力を向上させます。

被覆資材がかけられた畑の様子。

被覆資材を活用して、農薬を使わない野菜作りを実現しています。

折本新鮮野菜出荷組合の加藤さんの畑では
被覆資材のネットで、野菜がトンネルがけされています。
農薬を使わない栽培で、防虫効果を発揮します。

都市農業は、におい公害の防止など地域社会との共存を考えて行われています。

農協（ＪＡ）の直売所に並ぶ地産地消のお野菜。

直売所では、スーパーなどにない珍しい野菜にも出会えます。
料理好きは、腕が鳴ります。

【果樹園・浜なし】
横浜で生産される梨を浜なしと呼びます。
平成１０年に横浜ブランド農産物に指定されています。
見学した、小島さんの梨園のある緑区北八朔地区には
２８軒の梨農家がまとまっています。

品種は、豊水を中心に、幸水、新水を作っています。
宅配や直売での販売が中心のため市場にはほとんど出回りませんが
恨みっこナシで。

袋がけされて出荷を待ちます。

市場への流通量の少ない浜なし
見ていると、もぎ取りたい衝動に駆られます。

【農業・野菜】
野菜や加工品の生産者、美濃口さんの
自然館野菜直売所（泉区下飯田町）は、育苗温室の一角にあります。

草や牛フンなどからたい肥を作り、微生物を畑にまき健康な野菜が生まれます。
野菜だけでなく、添加物を使わない加工品も人気があります。

もぎたてのトマトを冷やしていただきます。
これが地産地消の醍醐味です。

下草が生い茂り、素人には畑に見えません。
写真の中に野菜を発見した人に１００円あげます。

おおらかな畑の中から成果物がひょっこりとあらわれます。

横浜とは思えない、谷戸の自然な環境で育てられるナス。

【畜産・養豚】
横浜の養豚は、農家が堆肥を取るために始まりました。
豚肉の需要が高まり昭和４０年代には、１５００戸の養豚農家がありましたが
現在では、１３戸のみに減少しました。

見学した、横山養豚のはまぽーく生産養豚場は、泉区和泉町にあります。

お母さんのおっぱいを飲む子豚ちゃん。

はまぽーくは、配合飼料と、給食の食べ残しやスーパーの調理屑等から作られたえさで
育てられます。

【畜産・乳牛】
日本で牛乳の生産が最初に行われた横浜の牧場は中区にありました。
現在の加賀町警察署付近です。

６０年続く東戸塚の酪農家の肥田牧場さん（戸塚区品濃町）
昭和５６年に東戸塚駅ができ環境が宅地化しました。

急速な都市化の中で、横浜の酪農は維持されています。

シンプルな作りの牛舎は、ＪＲ線の電車の車窓からも見えます。

技術の発達した現代でも酪農は、人手がかかります。 大変だなもう。

ＪＲの線路に挟まれた敷地で、すぐ近くには高層マンションも立ち並びます。
マンションからも牛が見えるかな。

隣接したアイス工房のお店「メーリア」で、搾りたての牛乳を使用した
出来たてのアイスクリームやシャーベットが食べられます。